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扇雀、橋之助 『金門五山桐』初日に向けて意気込みを披露!

 3月5日(金)初日をむかえる国立劇場3月花形歌舞伎 通し狂言『金門五山桐-石川五右衛門-』。石川五右衛門の名ゼリフ「絶景かな、絶景かな」で有名な「山門の場」や、空中でつづらが割れて五右衛門が飛び出す「つづら抜けの宙乗り」など、スペクタクルな場面も数多く、通し狂言ならではの魅力溢れる舞台で、伝説の大泥棒・石川五右衛門の数奇な運命を描きます。初日を前にした4日(木)真柴久吉役の中村扇雀、石川五右衛門役の中村橋之助が舞台への意気込みを語りました。

中村橋之助
 実は高所恐怖症で・・・南禅寺での有名なセリフ「絶景かな、絶景かな」の山門の上も随分と高くて怖いなと思っているんです(笑)。つづら抜けでは宙乗りも披露することになりますが、怖い半面、お客様で一杯の客席の上を飛ぶことができるのは、役者冥利につき、役者をやっていて良かったと思える瞬間でもあります。
 『金門五山桐』は国立劇場でも34年ぶりの上演、全部で8時間程かかるお芝居を3時間程にしています。歌舞伎って難しいな、長いなと思われる方にも、3月に春休みを迎えるお子様にも親子で楽しんでいただけるお芝居に仕上がっていますので、是非多くの方に観に来ていただきたいと思っています。

中村扇雀
 私は真柴久吉、史実では秀吉のお役を勤めさせていただきます。曾祖父の初代鴈治郎から私まで四代続いて同じお役を勤めさせていただいていて、橋之助さんの曾祖父五代目歌右衛門と私の曾祖父が105年前に同じ役で共演しているというのも何かの巡り合わせ、歌舞伎の醍醐味の一つではないでしょうか。
 国を乗っ取ろうとする石川五右衛門との2人の対決を、スペクタクルを交え、歌舞伎ならではの趣向を盛りだくさんに取り入れた、まさに国立劇場でしかできないお芝居になっています。暖かさを迎える春の一日を、国立劇場で皆様にゆっくりと過ごしていただきたいと思っています。