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国立劇場で菊五郎らが鏡開き

 3日、通し狂言『 旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)』の初日をむかえた国立劇場で、恒例の鏡開きが行われ、尾上菊五郎ら出演者が舞台への意気込みを語りました。

尾上菊五郎
 明けましておめでとうございます。今年のお正月は『旭輝黄金鯱』を上演いたします。作者の並木五瓶が、名古屋城の金の鯱の鱗を三枚盗んだ盗賊・柿木金助を、天下国家を狙う大悪党に書き換えた作品で、私はその主人公柿木金助を勤めさせていただきます。


中村時蔵
 菊五郎さんを中心とした復活狂言に、今年も参加させていただいております。今年は園生と村路という二役を勤めさせていただきますが、この村路という役、実は菊五郎さんのお母様のお役なんです(笑)。美を追求する女方としては、いささか抵抗があるかもしれませんが、楽しく一所懸命勤めさせていただいております。


尾上松緑
 今回の初春歌舞伎公演では、盗賊向坂甚内という、菊五郎さんの演じられる柿木金助のライバル役を勤めさせていただいております。自分の中では、この2人の対決が物語の見ものになって行くと思うので、懸命に勤めていきたいと思っています。


尾上菊之助
 名古屋開府400年祭ということで『旭輝黄金鯱』の上演、私は小田家家臣鳴海春吉を勤めさせていただきます。舞台では本水の立廻りがありますが、1月の水がこんなに冷たいとは思いませんでした(笑)。皆様の熱気に暖められながら勤めたいと思っています。

 鏡開きのあとには、ご来場のお客様に樽酒が振る舞われ、初春の初日を賑やかに祝いました。
(上の写真は左より、尾上菊之助、尾上松緑、茂木賢三郎日本芸術文化振興会理事長、尾上菊五郎、中村時蔵)