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平成21年秋の叙勲・褒章受章者が発表され、歌舞伎小道具の湯川弘明さんが黄綬褒章を受章しました。
黄綬褒章は業務に精励し衆民の模範である方に贈られます。湯川さんは昭和６年東京生まれ、28年アルバイトで藤浪小道具(株)に入り、以来、小道具方として永年にわたり活躍してきました。現在は藤浪小道具相談役、歌舞伎小道具製作技術保存会会長。また、雑誌『演劇界』の巻頭で「小道具ものがたり」を連載しています。

湯川さんのほかに、『黒塚』で尺八などをつとめたこともある尺八演奏家の山本邦山さん、『女形の運命』『江戸演劇史(上・下)』などの著書で知られる演劇評論家の渡辺保さんが旭日小綬章を受章しました。

※叙勲・褒章についての詳しい説明はこちらのページ をご覧ください。