書籍・DVD情報

細野晋司撮影　集英社インターナショナル
縦25.7cm×横18.2cm　本文144p
2016年6月6日発行　定価￥3,780（税込）

1994年、Bunkamuraシアターコクーンで華々しく幕を開けた「渋谷・コクーン歌舞伎」。第一弾『東海道四谷怪談』から2014年の第十四弾『三人吉三』まで、その劇的な舞台を撮り続けてきた写真家・細野晋司氏が、“記録よりも記憶すべき舞台写真”として選びに選んだ100点余りを一冊の写真集に集約しました。

舞台は千秋楽の幕が下りればアッという間に消えていく儚いものだが、舞台を吹き抜ける風、桟敷の観客をかき分けるように通る役者が放つ匂い……ここにあるのは、記録ではなく、細野晋司という一フォトグラファーの眼と身体と感覚を通したコクーン歌舞伎の放つ匂いと風の記憶です。 2016年、コクーン歌舞伎はさらなる進化、深化を遂げて第十五弾『四谷怪談』の幕をあげましたが、この写真集はここにいたるまでの原点、十八代目中村勘三郎の勇姿もふんだんに収め、コクーン歌舞伎の真髄に迫ります。